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    Introduction to Fluent CeVIO Wrapper

    What's this

    音声合成ソフト「CeVIO」の .NET外部連携インターフェイスを 最新の .NET 7等からも扱えるようにしたラッパーライブラリ&連携サーバーです。.NET Framework 4.8以外むけの.NETアプリから利用できるようになります。また、async/await, ValueTask, nullableなどモダンな書き方に対応しています。

    A wrapper library and integration IPC server for the .NET external integration interface of the speech synthesis software "CeVIO", which can be used from the latest .NET 7 and other .NET Framework 4.8 environments. It also supports modern C# writing style such as async/await, ValueTask, nullable, and so on.

    Problems of the CeVIO .NET interface

    #1 .NET Framework 4.8

    「CeVIO」の .NET外部連携インターフェイス は .NET Framework 4.8向けのもので、最新の.NET環境(.NET 6~)から利用することができません。

    そのため外部連携インターフェイスを利用する.NETアプリは、古い .NET Framework 4.8むけに作らなくてはなりませんでした…。

    最新の.NET環境はマルチプラットホーム対応で、高速、C#の新しい文法が使えるなど、どうしても使いたい…!

    🎉そこで「Fluent CeVIO Wrapper」の登場です!

    外部連携インターフェイスとの通信部分をIPCサーバーである FluentCeVIOWrapper.Server が行います。 アプリは FluentCeVIOWrapper.Common ライブラリを組み込むだけで、IPCサーバー経由で外部連携インターフェイスを使用できます。

    FluentCeVIOWrapper.Commonは .NET Standard 2.0 で書かれている為、 古い .NET Framework 環境、最新の .NET 6~ 環境どちらからも利用できます。

    アプリ開発者は最新の .NET環境でアプリを組むことができます!🎉やったね!!!

    #2. Not supported async/await

    「CeVIO」の .NET外部連携インターフェイス は C#の標準の非同期処理であるasync/awaitに対応していません。

    内部で通信を行っていたり、AIになってからは合成自体に時間がかかるようになったため、同期呼び出しだとプチフリーズすることがよくありました…。

    標準の非同期処理を使うためにawait Task.Run()で処理をいちいち囲む必要があってかなりツラい…。

    🎉そこで「Fluent CeVIO Wrapper」の登場です!

    基本的にすべて、async/awaitに対応しています。 可能であれば戻り値はValueTask<T>になるようにしています。 元の外部連携インターフェイスでC#のフィールドになっていて非同期処理ができないAPIは非同期のメソッドに置き換えられています。 詳しくはAPI documentのFluentCeVIOクラスをご覧ください!!

    #3. Different name API (CeVIO CS / CeVIO AI)

    CeVIO Creative StudioむけとCeVIO AIむけの外部連携インターフェイスはほぼ同じであるものの、クラス名がTalkerとTalker2など微妙に異なり、両方のソフトに対応する際に違いを吸収するのが大変でした。

    🎉そこで「Fluent CeVIO Wrapper」の登場です!

    サーバー起動時のオプションを変えるだけで 共通のAPIでCeVIO CSもAIも呼び出すことができます。 (同時につかうにはサーバーを複数起動する必要があります) アプリ側ではCSとAIの違いをほとんど意識しないで組むことができます!

    #4. Old style C# 7.3

    CeVIOの外部連携インターフェイスは 古い .NET Framework 環境のため、そのままC#で書こうとすると C# 7.3 になっていました。

    最新のC#に比べると…

    • namespace のインデントが多い!!!!
    • usingが省略できない!!!!
    • 数行のプログラムでもクラスやMain関数が省略できない!!!
    • nullableが有効じゃなくてバグが入りやすい!!!!
    • switch式が使えない!!!!
    • isは使えてもis notが使えない!!
    • new()って書けない!
    • record型が作れない!!

    🎉そこで「Fluent CeVIO Wrapper」の登場です!

    アプリ側は気にせず、最新のSDKと最新のC#で書けます!! ※Fluent CeVIO Wrapper自体もC#10で書かれています。

    Sample code

    //ファクトリメソッドで非同期生成
    //IDisposableを継承しているためusingが使えます
    using var fcw = await FluentCeVIO.FactoryAsync();
    
    //非同期でCeVIO外部連携インターフェイス起動
    await fcw.StartAsync();
    //利用可能なキャスト(ボイス)を非同期で取得
    var casts = await fcw.GetAvailableCastsAsync();
    //感情一覧を非同期で取得
    var emotes = await fcw.GetComponentsAsync();
    var newEmo = emotes
    	.Select(v => {
    		v.Value = (v.Name == "哀しみ") ?
    			(uint)100 :
    			(uint)0;
    		return v;
    	})
    	.ToList();
    //メソッドチェーンでまとめてパラメータ指定
    await fcw.CreateParam()
    	.Cast(casts[0])
    	.Alpha(30)
    	.Speed(50)
    	.ToneScale(75)
    	.Components(newEmo)
    	.SendAsync();
    //非同期で音声合成
    await fcw.SpeakAsync("こんにちは。");
    
    //感情設定は Emotions() で簡単にできる
    await fcw.CreateParam()
      //キャスト名の直接指定でも実はOK
    	.Cast("さとうささら")
    	//感情一覧を取得しなくても使える便利関数
    	//感情名が一致すれば設定します。存在しない場合は無視
    	.Emotions(new()
    		{
    			["元気"] = 0,
    			["哀しみ"] = 0,
    			["怒り"] = 75,
    			["普通"] = 50
    		})
    	.SendAsync();
    await fcw.SpeakAsync("こんにちは!!");
    

    Samples

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